中国国営ラジオネットワーク、福州、3月9日より転載
福建省はグリーン開発構想を積極的に推進し、花卉・苗木の「美しい経済」を力強く発展させてきました。花卉産業への支援政策を策定することで、同省はこの分野で急速な成長を遂げてきました。サンセベリア、胡蝶蘭、ガジュマル、パキラといった特産品の輸出は好調を維持しています。最近、厦門税関は、福建省の花卉・苗木の輸出額が2024年に7億3000万元に達し、前年比2.7%増を記録したと発表しました。これは、同時期の中国全体の花卉輸出額の17%を占め、福建省は全国第3位となりました。特筆すべきは、民間企業が輸出を牽引しており、2024年には7億元(同省全体の花卉輸出額の96%)を占めると見込まれていることです。
福建省最大の花き輸出市場であるEUは、データから好調な伸びを見せています。厦門税関によると、2024年のEU向け輸出額は1億9000万元で、前年比28.9%増となり、福建省の花き輸出総額の25.4%を占めました。オランダ、フランス、デンマークといった主要市場では、それぞれ30.5%、35%、35.4%増と急成長を遂げました。一方、アフリカへの輸出額は877万元で、前年比23.4%増となりました。中でもリビアは成長著しい市場で、同国への輸出額は2.6倍の425万元に達しました。
福建省の温暖で湿度の高い気候と豊富な降雨量は、花卉や苗木の栽培に理想的な条件を備えています。太陽光温室などの温室技術の導入は、この産業に新たな活力をもたらしています。
漳州サニーフラワー輸出入有限公司は、11,000平方メートルの広大なスマート温室で、イチジク(ガジュマル)、サンセベリア(サンセベリア)、エキノカクタス・グルソニ(黄金の樽サボテン)といった植物を、管理された環境で育てています。同社は生産、マーケティング、研究を統合し、長年にわたり花卉輸出で目覚ましい成功を収めています。
福建省の花卉産業のグローバル展開を支援するため、厦門税関は国際規制と植物検疫要件を綿密に監視しています。輸入基準を満たす害虫駆除と品質保証システムについて、企業を指導しています。さらに、生鮮品の「ファストトラック」手続きを活用し、税関当局は申告、検査、認証、港湾検査を効率化することで、製品の鮮度と品質を維持し、福建省の花卉が世界中で繁栄できるよう尽力しています。
投稿日時: 2025年5月14日